2016年2月  燈篭


灯篭

平群には神社がたくさんあり、しかも式内社が多数あります。神社境内にはたくさんの灯篭があります。平群の石造物で一番多いのではないでしょうか。平群道の駅から東に緩やかに登っていくと平等寺春日神社があります。ここには灯篭が25本ほどあります。江戸時代前の物が18本あります。中には小東・乾・北川といった施主の名前も残っています。電気のなかった時代に25本の灯篭に一斉に火が入るとさぞかし幻想的であったでしょう。
 福貴の栗坪(天保二卯六月)と森垣内(慶応四年)に「おかげ灯篭」あります。基礎の部分に「おかげ」と彫られています。おかげ参りとは江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣のことで、全国各地から多い年には数百万人が参加したようです。使用人が使用者に内緒で、子が親に内緒で行くことが許されていたという大らかな風習です。

 紀氏神社の前の南北の道と、矢田丘陵を越える旧道とが交差する辻に「日待ち灯篭」があります。日待ち講とは旧暦1・5・9月の15日または農閑期に講員が集まり,豊作に感謝し、神仏を祀り、会話しお酒を酌み交わして日の出を待つ行事らしいです。今でも上庄では日待ち講があり1月に集会所で講を行っているそうです。

  (平群の石仏ホームページがあります。「平群の石仏」で検索をしてください。)