2016年1月  道標U


道標Uさまざまな道標

  平群には珍しい道標があります。一石一尊十三仏道標もその一つです。(平群谷)町発行には「片福貴の辻から信貴山奥ノ院(米尾山福蔵寺)に至る道沿いに一石一尊十三仏道標が並んでいる」と記されてあります。現存する道標は5体です。示す地名は全て米尾と十三です。だから、十三峠から米尾山福蔵寺にかけて点在していたのではないかと思われます。南通寺横の旧街道沿いに弥勒の道標があります。南通寺直下には右から地蔵・観音・阿弥陀と3体が集められています。土地改良のため移動させられたものと思います。旧街道筋にあたる丸尾の西野さん宅の入口に大日を彫った道標が立っています。十三仏全て揃っていたら爽快でしょう。
 信貴山奥ノ院の門前にある道標です。東大阪の瓢箪山の瓢箪を絵にして表現しています。先人のユーモアでしょうか。 
 久安寺の北垣内の北入口にあたる辻に地蔵屋形があり、仏身の左側に「右松尾・立田」「左のみち」とあり道標になっています。また同じく久安寺の南垣内の東入口の中に十一面観音立像があり仏身の右側に「左米尾山」と書いてあります。そして久保西入口にはたくさんの石造物がありますが、岩積みの祠の中に地蔵立像があり仏身の左側に「右立田みち」とあります。信仰の対象の石仏が道標を兼ねるという先人の合理性を感じます。

 (平群の石仏ホームページがあります。「平群の石仏」で検索をしてください。)