9月号平群の道標

 

道標(どうひょう・みちしるべ)

今回は仏様からはなれて、道標について紹介します。道標はどの町にもありますが、近年道の拡幅や付け替えなどによって移動させられたり撤去されたり、道路工事の嫌われ者になっていたりします。道標でまず紹介したいのが旧椿井橋南詰の旧道の交差する場所に高さ166cmもある大きな道標があります。東西南の面に地域名が書いてあります。「たつた・法隆寺・八尾・平野・生駒・大坂・郡山・岩船越八はた」など広範囲に道程を示しています。北面には弘化四年の紀年があり、願主や石工の名前もあります。江戸時代後期になりたくさんの人や商品が行き交っていたのが目に浮かびます。他には吉新二丁目の踏み切り付近に浄瑠璃の師匠の豊竹頼太夫(豊竹の三代目)にかかわる道標があります。また越木塚集会場北側の辻には関取の江戸ヶ崎乙吉ゆかりの道標があります。そして、旧十三峠直下には施主大和屋仁兵衛の自然石道標があります。このほか平等寺(むら)西入り口や旧南保育園前黒元橋の北詰にも佇んでいます。

  (平群の石仏ホームページがあります。「平群の石仏」で検索をしてください。)



椿井橋の道標


江戸ヶ崎乙吉顕彰碑


大和屋仁兵衛自然石道標

吉新2丁目踏み切り付近 豊竹頼太夫道標